영화·추억의 영화

젊은이의 양지(A place in the Sun)

雄河 2015. 12. 25. 20:56

추억의 영화

 

젊은이의 양지(陽のあたる場所, A place in the Sun)

 

 

「젊은이의 양지(陽のあたる場所, A place in the Sun)」(1951)

 

 

陽のあたる場所 1951・美

A place in the Sun by George Stevens (1951)

陽のあたる場所

製作:監督:
  죠지 스티븐스

   (ジョージ・スティーブンス)
原作:セオドア・ドライサー
脚本:マイケル・ウィルソン
    ハリー・ブラウン
撮影:ウィリアム・C・メラー
音楽:フランツ・ワクスマン

出演:몽고메리 클리프트

         (モンゴメリー・クリフト)
   엘리자베스 테일러

         (エリザベス・テーラー)
   셜리 윈터스

         (シェリー・ウィンタース)
シェパード・ストラドウィック
   レイモンド・バー

ジョージとアンジェラは愛し合う

アンジェラの父は結婚を承諾した

晩餐の席に電話が

アリスが結婚を迫る

法廷の場にボートが持ち込まれた

物語

貧しい家庭に育ったジョージ・イーストマン(モンゴメリー・クリフト)は、叔父が経営する水着メーカー、イーストマン社で職を得るため叔父の邸宅を訪れた。
叔父が招いてくれたのだが、その時、叔父の家で出会った富豪の令嬢、アンジェラ・ヴィッカース(エリザベス・テーラー)に心を奪われた。

ジョージはイーストマン社で働き始めた。同じ職場のアリス(シェリー・ウィンタース)とお互いが好意を感じていた。
ある日、映画館でジョージとアリスがたまたま隣の席だったのが、二人の関係の始まりだった。二人は隠れてデイトを重ねた。イーストマン社は従業員の9割が女性で社内恋愛は御法度なのだ。
「君は水着を着るのかい」 「私・・・泳げないのよ」

ジョージの誕生日の日、アリスとの約束があったのだが、社長のパーティーと重なってしまった。ジョージはそこでアンジェラと再会した。ダンスを踊るジョージとアンジェラ。
ジョージがアリスのアパートへ行くとアリスが沈みきった顔で待っていた。
「ごめんよ、パーティーを抜けられなかったんだ」

アンジェラがジョージをデイトに誘い、ジョージは応じた。社交界のパーティへ行きダンスを踊る二人だが、ジョージは何か浮かない顔つきだ。
「何だか変よ、心ここにあらずって感じで」 アンジェラは気になった。
ジョージは告白した。「愛してる、初めて会ったその日から」
アンジェラも答えた。「愛してる、怖いくらいに」
「僕は世界一幸せだ」 「私の次にね」 二人の恋が燃え上がった。

ジョージはアリスの妊娠を知った。まずい、イーストマン社で、社内恋愛は許されないのだ。まして、叔父でもあるイーストマン社の社長に目をかけられている身としては・・・。

アンジェラに湖に誘われた。「両親に貴方を紹介する絶好のチャンスよ」
ジョージは応じた。ここ、“アビの湖”では、去年の夏、二人連れの男女がボートで転覆し、溺死する事故があったという。
アリスは新聞の紙面にボートで遊興するアンジェラとジョージの写真を見て理性を失った。
夜の晩餐の時、ジョージに電話が掛かって来た。『もう、騙されないわ、すぐに帰ってきて、さもないと、貴方とのこと、イーストマン社に全てを話すわ・・・』
アリスだった。ジョージは動転した。母親が病気らしいと嘘をつき、アリスの待つバス停留所へ急いだ。
「明日、結婚して!でなきゃ、全部ぶちまけて死んでやるわ!」

翌日、結婚の手続きをしようと裁判所へ行くと、休日で休みだ。ジョージは仕方なくアリスを湖へ誘った。ボートを借り、沖へ漕いで行く。アリスは将来の夢を話した。ジョージは何か考え事をしている。・・・この女が死ねば全てがうまくいく・・・。アンジェラとの恋もかなう。
「私の夢は、貴方の愛が戻ること。知らない町で二人で努力していい家庭を作るのよ」 「やめろ!」ジョージはたまらず叫ぶ。アリスはジョージの顔色を見た。
「・・・私が死ねばいいと思ってるのね!」 アリスが立ち上がったその時、ボートが大きく揺れた。「あっ」 ボートが一瞬のうちに転覆し、二人は湖に投げ出された。

ジョージは一人、湖を脱出した。アリスは泳げないのだ。多分溺れて死んでしまったに違いない。それはまさに自分の望むところだったのではないか・・・。
ジョージは何食わぬ顔でアンジェラのもとへ帰った。
ジョージはアンジェラの父親(シェパード・ストラドウィック)と面会し、アンジェラとの結婚の承諾を得た。だが、父親は言うのだった。「事を急いではならん」
父親は、どことなく暗い影のあるジョージが気にかかっていたのだ。

アリスの溺死体が上がった。マーロウ地方検事(レイモンド・バー)が捜査を開始した。
貸しボートの管理人、アリスのアパートの家主に聞き込みをした結果、ジョージ・イーストマンの名前が浮かび上がるのに時間はかからなかった。
ジョージとアンジェラがドライブから帰り、分かれた時、警官のバイクの音がした。ジョージは林の中へ逃げたが捜索隊に間も無く逮捕される。
アンジェラはジョージが殺人罪で逮捕されたと知り、卒倒して倒れた。

ジョージの裁判が始まる。アリスの死は事故か殺人かが争点だった。
「何故、ボートに誘ったんです?」 
「心の底に殺意があったからです。でも、それを僕は必死に打ち消そうとした。あれは事故だった」
検事側、弁護側とのやりとりが続けられた。マーロウ地方検事は実物のボートを法廷に運ばせた。そこへジョージを事件の夜と同じように座らせ、叫ぶ。
「アリスの頭部には傷があった。これで彼女を殴ったんだ!」マーロウはオールを振り下ろして叩き割った。

陪審員の評決が出た。「第一級殺人罪と認めます」

死刑囚となったジョージに母親が面会した。「殺していないのに何故なんだ」ジョージは訴える。
布教活動をしている母親は言う。「神は全てをお見通しよ」
アンジェラが面会に来た。最後の抱擁だった。「私たち、さよならを言うために出合ったのね」 アンジェラにはもはや涙はない。
電気椅子の刑場に向かうジョージの脳裏に去来するものは、アンジェラとのつかの間の甘美な日々であった。

映画館主から

実際にあった事件をもとにセオドア・ドライサーが発表した小説「アメリカの悲劇」の映画化です。
貧しい環境で育った青年が「陽のあたる場所」を求めてあがき、やがて悲劇的な結末を迎えるという筋立てです。

ジョージ・スティーブンス監督はクローズアップを効果的に用いて登場人物の心理を表現しました。完全主義者のスティーブンスは人物のクローズアップとともに、二つの画面をダブらせる“ディゾルブ”の手法で揺れ動く心の動揺までも捉えています。
彼は本作でアカデミー監督賞を受賞、2年後の異色西部劇「シェーン」を経て、5年後の「ジャイアンツ」で再度受賞しています。

中でも主演のモンゴメリー・クリフトの思いつめたように刻印された暗い表情は、役柄にピッタリでした。
当時19歳のエリザベス・テーラーの美貌は、世界一の美貌と評されるのに納得します。まさに“犯罪の陰に女あり”なのであります。
アリス役のシェリー・ウィンタースは、貧しいながら将来に夢を描く健気な女を演じて注目された演技派女優です。地味ながら出演作品は多く、「明日なき十代」(’61年、ジョン・フランケン・ハイマー監督)や「ロリータ」(’62年、スタンリー・キューブリック監督)などが印象に残っています。

アカデミー賞は監督賞の他に、脚色、撮影、衣裳デザイン、編集、劇音楽と6部門に輝いています。

参考文献:「週刊20世紀シネマ館NO.2」 講談社

 

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2012/10/01 12:00